スタッフ募集

馬の力に頼りながら、子どもの成長を支援する ホースセラピーのスタッフ募集

馬の力に頼りながら、子どもの成長を支援する ホースセラピーのスタッフ募集

「子ども中心」ではなく、「馬中心」だから本当に子どもが成長する!
障がい児や被災地の子ども達をケアする仲間を募集しています。

2021年6月よりスタッフ募集をしています。詳細は、コチラへ

設立理念

私たち三陸駒舎は、
馬と共にある暮らしの場を提供することを通して、
「一人一人が様々な困難を乗り越えるための生きのびる力を育み」
「心豊かにすごすことのできる持続可能な社会の実現に貢献する」
ことを目的に設立しました。

現在、以下の事業を中心に取り組んでいます。

  • 地域の馬文化の再生と馬と共に暮らしてきた古民家の活用
  • 馬とのふれあいによる被災地の子どもケア
  • ホースセラピーを取り入れた障がい児支援(療育事業)

ホースセラピーって何?

私たちが提供するホースセラピーは、「馬の暮らし型セラピー? Equine Centered Form of Life ?」と呼んでいて、馬を中心とした暮らしによって、生きることに困難を感じる人々の成長を支援するものです。身心両面に効果があり、欧米では、ホースセラピーに対して保険が適応されている国もあり、身体的な機能の回復・成長のみならず、メンタルヘルスやトラウマのケアなどにも馬の力が活用されいます。
三陸駒舎で子ども達に提供しているセラピーについては、感覚統合理論をベースにしてプログラムを構成しています。馬との関わりの中で、五感を始め固有受容覚(筋肉を動かす感覚)や前庭覚(揺れを感じる感覚)も含め様々な感覚情報を提供することで、脳が様々な感覚を整理したり、まとめたりする機能を高めます。それによって、必要な感覚を調整して注意が向けられるようになったり、適切なコミュニケーションが取れるようになるなど、子どもの健全な発達を促し、周りの状況に応じた行動が取れるようになります。


ホースセラピーの紹介動画

ホースセラピーの詳細説明

「子ども中心」ではなく「馬中心」

私たちの活動は、馬を中心に据えながら動いています。子どもに対する活動においても、それは変わりません。
人間を中心に据えてしまうと、どうしても関わる人の価値観が表れます。それは、子どもと関わる際に、子どもをこちらの価値観の箱に押し込めてしまう危険性を有しています。馬を先生にすることで、子どもは私たちの手から離れ、本来有していた方向へと成長していきます。

馬を中心に据えた活動は、都市化が進んだ人間中心主義の現代が抱える様々な課題〜虐待、うつ、自殺などを解決する手掛かりが詰まっています。
自然と共に暮らしていた時代では、自然と関わる中で人間らしくで生きていくことができていました。しかし、都市化が進み、内なる自然を失ってしまった現代人は森などの自然と接するだけでは、人間性を取り戻すことが難しくなっています。
人と自然の中間に位置する馬と関わることで、様々な困難を乗り越える、生きのびる力を養うことができます。さらに、馬や地域資源を活かした新たな仕事を創り出していくことで、人口減少などで衰退する地方が活力を取り戻し、持続可能なコミュニティーを形成する一翼を担うことができます。

馬や自然・馬と共生する文化という地域資源と、子ども達や地域に貢献したいという貴方の思いを掛け合わせ、誰もが心豊かに過ごすことのできる社会を共に創っていきましょう。

募集理由 ?療育事業の拡大、将来的な事業展開

三陸駒舎では、2017年12月に障がい児の発達を応援する療育事業を開始しました。
開始から順調に利用者は増えてきていますが、様々な困難を抱える子ども達には十分に行き届いていません。今後より多くの子ども達にホースセラピーを届けられるようにするために、子ども達を支える仲間を募集しています。
現在は、療育事業と被災地の子どもケアが中心ですが、将来的には、森のようちえん、オルタナティブスクール、馬の力を借りた地域の馬文化の再生と農的暮らしの創出(馬耕、馬搬等)、被虐待児のトラウマのケアなど、共に働くスタッフの志向性や成長に合せて事業を展開させていきます。

現場経験は不要 ?成長・学びの機会

募集要項にある資格以外の現場経験などは一切いりません。定期的な専門家を招いた団体内の勉強会や他団体が主催する研修会への出席など、スキルやノウハウを学ぶ機会が用意されてます。
しかし、1番の学びとなるのは馬たちと関わることです。馬は、良き先生となってくれます。

  • 言語を超えた信頼関係によるコミュニケーション
  • 互いの尊敬の念に基づいたリーダーシップ
  • 迷いや恐れを乗り越えるチャレンジ精神
  • 心と体を一致させ集中する力

など、馬と関わる中で私たちスタッフも成長し、それが子ども達へのより良い支援につながると考えています。
馬との関わりや様々な現場から学び、成長しようとする謙虚な姿勢を持った方を求めています。

求める人材像

  • 子どもや障がい児の支援に興味のある方
  • 馬や動物、自然が好きな方(※乗馬の経験の有無は問いません)
  • 環境、農的暮らし、持続可能なコミュニティーづくり等に興味のある方
  • 新しい環境で新しいことにチャレンジしてみたい方
  • 地域に根付いたところで暮らし、仕事をしてみたい方
  • 体を動かすことを厭わない方

など、いずれかに当てはまり、経験よりもやる気や思いのある方とご一緒したいと考えています。

仕事内容

  • 馬やその他の動物の世話(朝昼夕のエサやり、給水)
  • 馬の運動、調教
  • 厩舎掃除
  • 施設や道具のメンテナンス
  • 畑仕事
  • ホースセラピーや体験プログラム、研修会などの企画と運営(最初は補佐から始めます。)
  • 記録作成や各種事務作業

など

主なスケジュール

6:30 馬に朝ごはんをあげる(朝飼)
9:00〜12:00 セラピー、作業など
12:00 馬のお昼ご飯(昼飼)
12:00〜13:00 お昼休み
13:00〜17:30 セラピー、作業など
17:30  馬の夜ご飯(夕飼)
※上記の内、シフトで8時間勤務

選考プロセス

(1) 書類選考
履歴書(指定無し)と志望動機書(A4で2枚以内。形式自由)をメールもしくは郵送にてお送りください。

(2) 一次面接
  ※三陸駒舎にて行います

(3) 二次面接
  ※二次面接はスカイプなどによるオンライン対応も可

書類送付先:kama.koma55@gmail.com
026-0411岩手県釜石市橋野町第9地割44番地7

募集要項

  • 職種:療育スタッフ
  • 雇用形態:正社員
  • 募集数:1名
  • 応募資格:以下のいずれかの資格もしくは経験のある方
    保育士、児童指導員(教員免許取得者など)、2年以上の障害福祉サービス経験者
  • 活動場所:三陸駒舎
    岩手県釜石市橋野町第9地割44番地7
  • 勤務時間:6:30〜18:00の間で8時間の勤務
  • 給与:14万〜28万(資格、経験を考慮して決定します。)
  • 福利厚生:各種社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)
    社宅あり(徒歩9分)
  • 就業期間
    開始時期:2018年11月頃(応相談)
    ※原則、ずっとご一緒できるスタッフを募集しています。ただし、入職から2年間の雇用契約は、1年ごとに行います。
  • 休日・休暇
    シフト制にて週休2日、年末年始休暇・特別休暇あり、有給休暇あり
  • 応募締め切り
    一次締め切り:9月末日
    二次締め切り:10月20日
    ただし、書類選考等は随時行いますので、採用が決まり次第、応募を終了します。

メッセージ

被災地の子どもと馬との出会い

私が今の活動を始めたきっかけは、東日本大震災で被災した子ども達と出会ったことです。仮設住宅に住む子ども達は感情を抑え込みながら日々過ごしていました。仮設住宅に馬を連れていったところ、子ども達は馬と出会うと瞬く間に元気な姿に変わっていきました。これまで、10年以上子ども達の育成に関わってきましたが、正直この時「馬に負けた。子ども達の心の復興は馬に頼った方がいい」と感じました。
さらに地域の大人達は馬が突然居ても、びっくりすることもなく、「懐かしいねぇ」と言ってくれて、昔馬と一緒に暮らしていたときのことを話してくれたのです。馬が地域に居れば、子どもも大人も元気になり、地域の文化を次世代に手渡していくことができると確信し、馬との暮らしの場を再生させようと三陸駒舎を立ち上げました。

被災地の子どもと馬との出会い

これまで、数多くの地域の方や行政、首都圏などのサポーターなどに支えられながら、築90年の馬と暮らしてきた古民家を再生し、延800名の子ども達にホースセラピーを届けてきました。さらに、昨年12月から開始した障がい児対象のセラピーの事業も、保護者や専門家などの後押しを受けながら、毎月利用者が増えています。利用された方々からは、「子どもが自ら進んで『やりたい』と思える温かい雰囲気」、「子ども一人ひとりに合わせた対応をしてもらえる」、「子どもの主体性を尊重した環境がある」といった声をいただいております。
東日本大震災から7年以上が経ちましたが、岩手沿岸では、ケアの必要な子ども達は約3,000人いると県教育委員会が報告しています。また、震災後に生まれた子ども達についても、親のストレスの影響から落ち着きがない、発達に遅れがあるという調査結果が示されています。「もっと多くの子ども達に馬の力を届けたい」と思っていますが、マンパワーが限られており、歯がゆい思いをしています。それで、今回のスタッフ募集に至りました。

馬の可能性と豊かな社会づくり

私自身、こうして馬と深く関わるようになって、馬の様々な効果に可能性を感じています。今年大きく報道された目黒区の女児の虐待事件がありましたが、虐待を受けて命があっても、その後トラウマなどで苦しむ子ども達はたくさんいます。ホースセラピーはそのようなトラウマのケアにも非常に有効といわれています。また、子どもケアのみならず、現代が抱える様々な課題を解きほぐしていく道を馬は示してくれるのと同時に、その道を切り拓いていく力を馬から学ぶことができます。私は、今も馬と子ども達から、様々な学びや気付きを得ています。共に成長し、この足元から心豊かに過ごせる社会を創り出していきましょう!

三陸駒舎 黍原豊(きびはら ゆたか)

三陸駒舎

全国で教育的な牧場を経営する寄田と復興まちづくりに携わる黍原を中心に2015年4月に設立。 築90年の古民家「南部曲り家」を拠点に、馬と共に暮らす地域文化を再生します。 馬との暮らしをベースにしたエコツーリズムやホースセラピーなど新たな仕事を起こし、誰もが心豊かに過ごすことのできる持続可能な地域の未来をひらきます。 釜石市や地域の方々、首都圏サポーターなどと連携して事業を展開。
2017年の年末より障害児を対象とした児童発達支援・放課後等デイサービスも開始。

プロジェクトの経緯
(クラウドファンディング「いしわり」の呼びかけ文より)

026-0411岩手県釜石市橋野町第9地割44番地7
http://kamakoma.org/
https://www.facebook.com/kamakoma55
kama.koma55@gmail.com

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