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鼎談&対談(アーカイブ)販売9/23(月)まで「対話する身体」「馬や自然と共に、 子どもの身体を育む」〜身体思想家・古武術研究家の方条遼雨さんと

鼎談&対談(アーカイブ)販売9/23(月)まで「対話する身体」「馬や自然と共に、 子どもの身体を育む」〜身体思想家・古武術研究家の方条遼雨さんと

「馬と身体合宿@三陸駒舎in岩手」で行われる鼎談・対談です。現地&配信(アーカイブ有)でお届けします。
毎月延200名の子どもたちが利用する三陸駒舎の現場で、馬や子どもたちとの交流を通して、体験したことをベースに、対話を通して、身体と心、子どもの育ちの探究をします。

  • 古武術研究家の甲野善紀先生などに師事し、身体思想家として活動する方条遼雨さん
  • 岩泉ヨーグルトの書籍「当たり前の奇跡」の編集&出版、哲学対話などにも取り組む吉満明子さん
  • 古民家で馬と暮らしながらホースセラピーの実践を行う黍原豊

の鼎談と対談です。

日時とテーマ

その1:鼎談「対話する身体」(方条×吉満×黍原)
9/14(土) 15:00〜16:30

その2:対談「馬や自然と共に子どもの身体を育む」(方条×黍原)
9/16(月) 13:15〜15:15

今回の鼎談&対談は、三陸駒舎で9/14(土)〜16(月)に開催される「馬と身体合宿」のプログラムの一部として行われます。
合宿に参加できない方に、そのエッセンスを共有する場として、鼎談&対談を公開します。(アーカイブ配信)

→「馬と身体合宿」の詳細

話者

方条 遼雨(ほうじょう りょうう)

身体思想家/場作りコンサルタント/心体コーディネーター/玄武術【天根流】(あまねりゅう)代表。
甲野善紀、中島章夫に武術を学ぶ。両師の術理に独自の発見を加え、「心・体の根本原理の更新」と脱力に主眼を置いた「玄運動(げんうんどう)」「玄武術(げんぶじゅつ)」を提唱。師の甲野と共著の出版・合同講師も務める。

著書 上達論身体は考える
ウェブサイトX(旧Twitter)

吉満 明子

センジュ出版・代表
1975年福岡県生まれ。 日本大学芸術学部文芸学科卒業後、高齢者福祉専門誌編集、美術写真集の出版社勤務を経験。その後編集プロダクションにて広告・雑誌・書籍・WEB・専門紙など多岐に渡る編集を経験し、同事務所の出版社設立とともに取締役に就任。2008年より小説投稿サイトを運営する出版社に中途入社、書籍編集部編集長職就任後に出産。2015年4月に出版社を退職、同年9月1日、足立区千住に“しずけさとユーモアを大切にする小さな出版社”、株式会社センジュ出版を設立。

自社書籍の発行の他に他社書籍の企画・編集も手がけ、2017年12月には、自身が企画・編集した『8年越しの花嫁〜キミの目が覚めたなら』(中原尚志・麻衣著/主婦の友社刊)をもとにした映画『8年越しの花嫁〜奇跡の実話』(佐藤健・土屋太鳳:主演 瀬々敬久:監督 岡田惠和:脚本 松竹:配給)が公開となり、この映画の脚本をもとにしたノベライズの編集も担当。現在は書籍編集を手掛ける傍ら、読書、文章表現、ブランディングを「対話」を軸に伝える講座、研修、講演活動を全国展開。 著書に『しずけさとユーモアを〜下町のちいさな出版社 センジュ出版〜』(発行:エイ出版社)。

黍原 豊(きびはら ゆたか)

三陸駒舎 共同設立者
1977年愛知県生まれ。岩手大学(農学部森林生産学)在学中に、自然保護や子どもキャンプのボランティアに関わり、卒業後は、パーマカルチャーや自然エネルギー等をテーマにした「森と風のがっこう」や岩手県立児童館のプレーリーダーを経て、2013年から釜石市にて、復興まちづくりの一環で子どもの居場所づくり等に携わる。地域の馬文化再生と継続的な子ども支援ために2015年4月に三陸駒舎を設立。
三陸駒舎では、築100年を超える古民家を拠点に馬3頭と暮らしながら、ホースセラピーを地域の子どもたちに届ける。現在では、市内や沿岸市町村から、遠くは片道1時間半かけて毎月延200名の子どもたちの利用がある。

鼎談&対談の概要

鼎談:対話する身体 方条遼雨×吉満明子×黍原豊

この鼎談では、参加者たちが子供たちとの関わりや、自然の中での体験について深く掘り下げています。特に、子供たちが持つ素直さや、身体を通じたコミュニケーションの重要性が強調されました。参加者は、普段の教室とは異なり、自然の中での活動が子供たちに与える影響について語り、身体を喜ばせることがどれほど大切かを実感しています。

また、子供たちが持つ自由な表現力や、周囲の環境が彼らの成長に与える影響についても言及されました。特に、都会で育つ子供たちが抱える警戒心や引っ込み思案な性格が、彼らの感情表現にどのように影響しているかが議論されました。参加者は、子供たちが自由に感情を表現できる環境を整えることの重要性を強調し、そうした環境が彼らの成長にどれほど寄与するかを考察しました。

さらに、参加者は大人のあ関与が子供たちに与える影響についても触れ、余計な干渉を避けることが、子供たちの健全な成長にとって重要であると述べています。大人が子供たちに対して持つ期待や強制力が、逆に彼らの自由な表現を妨げる可能性があることを指摘し、信頼関係を築くためには、言葉だけでなく身体からのエネルギーや感覚が重要であると結論づけています。

このように、鼎談を通じて、子供たちとの関わり方や、彼らが成長するための環境作りの重要性が再確認され、参加者たちの経験や見解が豊かに交わされました。

対談:馬や自然と共に子どもの身体を育む 方条遼雨×黍原豊

この対談は、馬や自然と共に子どもたちの身体を育むことについての重要なテーマを扱っています。参加者たちは、馬とのふれあいや自然の中での体験が、子どもたちの成長にどのように寄与するかを探求しています。特に、馬との関係を通じて得られる学びや、身体的な体験が人間関係にも影響を与えることが強調されています。

初日の活動では、参加者たちが馬と触れ合い、餌を与えたり、ブラッシングをしたりすることで、身体を開放し、元気を取り戻す様子が描かれています。これにより、子どもたちは自然とのつながりを感じ、身体的な感覚を育むことができるのです。また、馬との関わりを通じて、自己の身体を理解し、他者との関係性を深めることができるという点も重要です。

対談の中では、子どもたちだけでなく、大人たちも自然や馬から影響を受け、変化していくことが求められています。大人が意識を持ち、子どもたちの成長を支える環境を整えることで、より良い社会や地域が形成される可能性が示唆されています。特に、馬との体験が人間関係においても共通する学びを提供することが強調され、参加者たちはその重要性を再認識しています。

さらに、脱力や軸の概念についても言及され、身体の使い方や人間関係におけるバランスの取り方が探求されています。自分の軸を保ちながら、他者との関係を築くことが、コミュニケーションや協力の基盤となることが示されています。このように、身体的な体験が心の成長や人間関係にどのように影響を与えるかを考えることは、今後の教育や育成において非常に重要な視点となるでしょう。

全体を通じて、馬や自然とのふれあいが子どもたちの身体と心の成長に寄与すること、そしてその体験が大人たちにも影響を与えることが強調されています。この対談は、子どもたちの育成における自然の役割を再評価し、より良い社会を築くためのヒントを提供していると言えるでしょう。

子どもに関わる方にオススメ!
〜〈あり方〉が養われる「馬と身体合宿」

記:黍原豊(三陸駒舎)

子どもに関わる方にオススメの「馬と身体合宿」です。それは、なぜか?

子どもの現場では、「〈やり方〉よりも〈あり方〉が大事」とよく言われます。
でも、どうやって〈あり方〉を養えば良いのか、いまいちピンと来ない方も多いと思います。

馬との関わりから〈あり方〉の整え方について考えていきます。
馬と関わるためには、いわゆる言語ではないノンバーバル・コミュニケーションによって行われます。

例えば、馬と一緒に歩く際に、「さあ、一緒に歩こう!」と言葉に出すだけでは、馬に対しては意味を成しません。視線や身体の動かし方など、身体的なメッセージを発する必要があります。しかも、馬の反応をみながら、即時に身体的なメッセージを変化させます。最初のうちは、考えて…そして身体を動かして、という段階を経ますが、実はそれでは手遅れ。馬の状態は既に変化しています。より深いコミュニケーションを図るためには、馬の反応に身体が自然と応答して、考える前に身体を動かす必要があります。
方条さんは、身体についての話の中でも同じようなことを言われています。「情報の更新性」と表現されていて、どんどん状況が変わっていくので、適切な状態は常に変わると話されていました。

この馬との関わりは、馬を子どもに置き換えても同じことが言えます。子どもから働き掛けがあったり、何か言動があったことに対して、考えて応えるのは、〈やり方〉に視点が置かれている状態です。考える前に身体が応答する状態が〈あり方〉で対応していると言えます。

考えないで身体が動くためには、そういう身体である必要があります。「そういう身体」というのが、まさに〈あり方〉を養う鍵となります。様々な刺激や反応に対して、考えることなく適切な応答ができる準備ができている。そんな状態は、〈あり方〉が整っていると言えます。
馬との関わったり、自分の身体を見つめ直すことで、今の身体を把握し、「そういう身体」を模索し養っていくことができます。

具体的に〈あり方〉を整えてく様子を、馬との関わりの場面、方条さんの身体の教室の場面で例を挙げます。
例えば、馬との関わりの場面。馬と一緒に歩いているときに、こちらに緊張感があると、馬の身体も緊張します。馬は、関わる人の意識にも上がっていない無意識の状態をも読み取り、馬は身体の動きとして返してきます。馬の身体の動きを通して、鏡のように関わる人の状態を映し出します。しかも、馬は固定化された関係性ではなく、関わる人の状態に応じて関係性を変化させます。
例えば、方条さんの身体の教室の場面。身体に余計な力みが入っていると、相手の状況に対して、自分の体が適切に動かない。余計な力みを抜くと身体がどのように動くのか、その時の感覚はどのようなものか、というように、方条さんの身体の教室では、様々な身体の感覚を一つ一つ丁寧に扱います。
このようにして、馬と関わったり、身体の感覚に向き合ったりすることで、〈あり方〉を整えるために必要な具体的かつ適切な気付きを得ることができます。この気付きを重ねていくことで、身体が変わり、「そういう身体」に近づき、気付いたら〈あり方〉が養われていきます。

今回の「馬と身体合宿」では、馬との関わりを通して自分自身の無意識の状態が露わにされて、その状態の気付きを持って方条さんの身体の教室で、自分の身体と丁寧に向き合う。馬と身体の時間が入り交じり、様々な感覚を味わいながら、最後は自分自身の中で一つに統合され、違った身体になる。
そんな時間にしたいと思っています。

鼎談&対談では、馬と身体合宿で味わった感覚を言葉にして、身体や子どもとの関わり方などについて、捉え直していきます。

参加費

お申込み確認後にお振込み方法を別途ご案内します。

  • 鼎談アーカイブ 2,000円
  • 対談アーカイブ 2,000円

申込み

こちらのフォームをお送りください。

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主催・問い合せ先など

主催 Playful Life Lab.
実施協力 三陸駒舎

問合せ先 playfullifelab【アットマーク】gmail.com
※【アットマーク】を@に置き換えて送信下さい。


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全国で教育的な牧場を経営する寄田と復興まちづくりに携わる黍原を中心に2015年4月に設立。築90年の古民家を拠点に、馬と共に暮らす地域文化をベースにエコツーリズムやホースセラピーなど新たな仕事を起こし、誰もが心豊かに過ごすことのできる持続可能な地域の未来をひらきます。2017年の年より障害児を対象としたセラピー事業も開始。

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