
子どもにとって大人とは、何を教える存在である前に、どのように“在るか”を示す存在なのかもしれません。
この動画は、岩手・釜石にある三陸駒舎で開催された「馬と身体の合宿」(5/17〜19)の初日の夜に交わされた、方条遼雨さんと黍原豊との対話の記録です。
「身体そのものが思想である」と語る身体思想家・方条さん。そして古民家を拠点に、馬と共に暮らしながら、地域の子どもたちを迎え入れている黍原。
二人が交わす言葉は、単なる教育論でも哲学でもありません。
それは、日々の呼吸や立ち姿に染み込んだ感覚の記録であり、「子どもに何を伝えるか」ではなく、「この世界とどうつながって生きているか」を問い直す時間でもあります。
馬と暮らすことで見えてくる、言葉の通じない相手との本質的な関わり。
思考ではなく身体から始まる対話。
観察することの力。
願望を手放し、現実をまっすぐ見ること。
馬は、こちらの姿勢や内面の揺らぎをそのまま映し出す「鏡」です。
だからこそ、馬との関係は、自分自身との関係を深く照らします。
森のようちえんや自然保育に関わる方々にとって、この対話はきっと、現場の「迷い」や「葛藤」に静かに寄り添いながら、あたたかく背中を押してくれるはずです。
暮らしの中にある“教育以前の営み”を、どう育んでいくか。
馬と身体と子どもたちの声に耳をすませながら、その問いに向き合うきっかけとして、ぜひこの映像をご覧ください。
こんな方におすすめ
森のようちえん・自然保育に関わり、「子どもとの関わり方」を見つめ直したい方
馬や動物との関係を通して、人との接し方を深く探究したい方
「教えること」より「在り方」「関係性」を重視した保育・教育を実践したい方
頭ではなく、身体の感覚を入口に日常を見直したい全ての方へ
詳細
申込み期限:2025/6/30(月)まで
視聴期限:2025/7/31(木)まで
対談のアーカイブ視聴:2,000円
(申し込み後に、振込先をご案内します。)
参考情報
身体合宿の2日目夜に開催された鼎談(方条遼雨×吉満明子×黍原豊)「馬と人、そして言葉——身体と対話のアンサンブル」のアーカイブ販売もしています。
次回、馬と身体合宿は、2025年10/11(土)〜13(月・祝)に開催予定です。
合宿に先立って開催された世話人のエリカさんと受入先キビハラとの対話会(方条さんも後半に登場します)
音声配信ネットラジオ 毎週更新 〜ホースセラピーや子どもとの関わり方をお届けします〜
以下からもお聴きいただけます。
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