お知らせ・イベント

環境と響き合う身体を取り戻す〜方条さんと馬と身体合宿in三陸駒舎【5月】(3/30関連オンライン イベント有)

環境と響き合う身体を取り戻す〜方条さんと馬と身体合宿in三陸駒舎【5月】(3/30関連オンライン イベント有)

森、川に囲まれた山里で、馬とともに身体の感覚を研ぎ澄ませる時間を過ごしてみませんか?

「馬と身体合宿」は、馬との触れ合いを通じて、身体のあり方や心の在り方を見つめ直す特別な体験です。森のようちえんが大切にする「自然の中でのびのびと学ぶ」という理念とも深く共鳴し、五感を開き、自己の軸を知る機会となるでしょう。

3/30(日)の夜には、この合宿の魅力を合宿世話人のあおいえりかさんと共に語ります。参加無料です。配信、アーカイブ有)お気軽にご覧下さい〜。
3/30 馬と身体合宿の魅力を語る会🐴

馬とともに育む身体と心

馬は人の「身体の状態」を映し出す存在です。無理に力を入れれば拒まれ、心を開けば自然と応えてくれる。その関係性の中で、余分な力を抜き、しなやかに動くことの大切さを学びます。これは、古武術が重視する「脱力」や「軸」とも通じるものです。

また、馬と過ごすことで、人との関わり方にも新たな気づきが生まれます。相手を押さえつけるのではなく、共に調和すること。馬との対話は、子どもたちが育つ環境や人間関係のあり方にも深い示唆を与えてくれます。

森のようちえんとの共通点

「森のようちえん」では、子どもたちが森の中で自由に遊びながら、自ら学びを見つけていきます。木々や風、小川と触れ合うことで、自然とともに生きる力を身につけます。

「馬と身体合宿」もまた、自然の中で馬と過ごすことで、五感を呼び覚まし、身体と心のバランスを取り戻す場です。馬の歩みに合わせることで、無駄な力を抜き、調和の感覚を養うことができます。

この合宿は、自然のリズムと向き合いながら、身体と心の自由を取り戻す体験です。

こんな方におすすめです

✅ 自然の中で、のびのびと身体を使いたい方
✅ 馬との関わりを通じて、新しい気づきを得たい方
✅ 子どもたちが自然と調和する環境を大切にしたい方

馬とともに、自分自身を見つめ直し、心と身体の感覚を研ぎ澄ませる時間を過ごしてみませんか?

ご参加を心よりお待ちしております。

合宿の詳細はコチラから

メイン講師 方条遼雨さん

身体思想家/場作りコンサルタント/心体コーディネーター/玄武術【天根流】(あまねりゅう)代表。
 甲野善紀、中島章夫に武術を学ぶ。両師の術理に独自の発見を加え、「心・体の根本原理の更新」と脱力に主眼を置いた「玄運動(げんうんどう)」「玄武術(げんぶじゅつ)」を提唱。師の甲野と共著の出版・合同講師も務める。

著書 上達論身体は考える
ウェブサイトX(旧Twitter)

馬が教えてくれる、身体の対話—環境と響き合う身体を取り戻す—

合宿の開催にあたっての関連エッセイ(口上文)です。

1. 導入:馬のそばに立つということ

「あなたの身体は、いま、どこにありますか?」

この問いに、すぐに答えられる人はどれくらいいるだろう。

私たちは日々、頭の中で考え続けている。仕事の段取り、家族のこと、未来への不安、過去の後悔。思考は絶え間なく流れ、気づけば自分の身体がどこにあるのか、どんな状態にあるのかすら忘れてしまう。

けれど、馬のそばに立つと、それは許されない。

言葉の世界に没頭したまま馬と向き合っても、彼らは応えてくれない。馬にとって重要なのは、相手がどんな肩書きを持ち、どんな言葉を語るかではなく、その人の「いま、ここ」にある身体の状態だ。

もしあなたの意識が過去の失敗や未来の不安に囚われていれば、馬はそれを感じ取り、警戒する。逆に、あなたの身体が地に根を張り、呼吸が深まり、目の前の存在と調和しようとすれば、馬は安心し、そばに一緒にいられる。
馬は、私たちに「身体で語る」ことを求める。

「ちゃんと伝えよう」と言葉を尽くす必要はない。ただ、ここにいること。相手の気配を感じること。
それだけで、馬との間に確かな対話が生まれる。

〈やり方〉(Doing)ではなく、〈あり方〉(Being)が大切だと言われることがある。しかし、〈あり方〉とは何なのか? どうすれば、それを養うことができるのか?

野外教育に関わる指導者の間でも、「〈あり方〉が試される」と語られることがある。だが、それは頭で考えて身につけるものではない。

馬と向き合うことは、自分自身と向き合うことに等しい。馬は、人間の心の奥底を映し出す鏡だからだ。

この合宿では、言葉を手放し、身体で対話することを学ぶ。馬と向き合いながら、いや、馬に向き合わされながら、私たちは「本当の自分」に戻っていく。

あなたの身体は、いま、どこにありますか?

【続きは以下から】

昨年の合宿の振り返り

昨年の「馬と身体合宿」の振り返りをポッドキャストで語りました。

昨年の参加者のコメント

センジュ出版の吉満明子さん

クイーンズメドウの徳吉英一郎さん

合宿世話人のあおいえりかさん

昨年の合宿の口上文(参加呼びかけ文)

3/30(日)の夜には、この合宿の魅力を合宿世話人のあおいえりかさんと共に語ります。参加無料です。配信、アーカイブ有)お気軽にご覧下さい〜。

3/30 馬と身体合宿の魅力を語る会🐴

合宿の詳細はコチラから


音声配信ネットラジオ 毎週更新 〜ホースセラピーや子どもとの関わり方をお届けします〜

【ネットラジオ】さんこまラジオ

【ネットラジオ】さんこまラジオ

ホースセラピー、馬との暮らし、子どもとの関わり方などを三陸駒舎の現場から届けます。

以下からもお聴きいただけます。

Profile image
全国で教育的な牧場を経営する寄田と復興まちづくりに携わる黍原を中心に2015年4月に設立。築90年の古民家を拠点に、馬と共に暮らす地域文化をベースにエコツーリズムやホースセラピーなど新たな仕事を起こし、誰もが心豊かに過ごすことのできる持続可能な地域の未来をひらきます。2017年の年より障害児を対象としたセラピー事業も開始。

三陸駒舎LINE公式アカウント

 
Return Top