スタッフ募集

馬の力に頼り、子どもの成長を支援 ホースセラピーのスタッフ募集【経験不問】〜オンライン説明会を開催 6/12(日)

馬の力に頼り、子どもの成長を支援 ホースセラピーのスタッフ募集【経験不問】〜オンライン説明会を開催 6/12(日)

「子ども中心」ではなく、「馬中心」だから本当に子どもが成長する!
障がい児や被災地の子ども達をケアする仲間を募集しています。

スタッフ募集のオンライン説明会を6/12(日) 20〜21時に開催します。詳細は、下方の選考プロセスをご覧下さい。

設立理念

私たち三陸駒舎は、
馬と共にある暮らしの場を提供することを通して、
「一人一人が様々な困難を乗り越えるための生きのびる力を育み」
「心豊かにすごすことのできる持続可能な社会の実現に貢献する」
ことを目的に設立しました。

現在、以下の事業を中心に取り組んでいます。

  • 地域の馬文化の再生と馬と共に暮らしてきた古民家の活用
  • 馬とのふれあいによる被災地の子どもケア
  • ホースセラピーを取り入れた障がい児支援(障がい児の発達支援事業)
  • 馬×地域資源を掛け合わせた新たな仕事づくり

ホースセラピーって何?

私たちが提供するホースセラピーは、「馬の暮らし型セラピー 〜Equine Centered Form of Life〜」と呼んでいて、馬を中心とした暮らしによって、生きることに困難を感じる人々の成長を支援するものです。身心両面に効果があり、欧米では、ホースセラピーに対して保険が適応されている国もあり、身体的な機能の回復・成長のみならず、メンタルヘルスやトラウマのケアなどにも馬の力が活用されいます。
三陸駒舎で子ども達に提供しているセラピーについては、感覚統合理論をベースにしてプログラムを構成しています。馬との関わりの中で、五感に加え固有受容覚(筋肉を動かす感覚)や前庭覚(揺れを感じる感覚)も含め様々な感覚情報を提供することで、脳が様々な感覚を整理したり、まとめたりする機能を高めます。それによって、必要な感覚を調整して注意が向けられるようになったり、適切なコミュニケーションが取れるようになるなど、子どもの健全な発達を促し、周りの状況に応じた行動が取れるようになります。

【参考1】Yahooニュース掲載記事〜馬が自然が子どもを癒やし成長させる 毎月延べ200人が利用する岩手・釜石市の三陸駒舎

【参考2】もっと詳しくホースセラピーについて知りたい方はコチラの動画リストをご覧下さい

「子ども中心」ではなく「馬中心」

私たちの活動は、馬を中心に据えながら動いています。子どもに対する活動においても、それは変わりません。
人間を中心に据えてしまうと、どうしても関わる人の価値観が表れます。それは、子どもと関わる際に、子どもをこちらの価値観の箱に押し込めてしまう危険性を有しています。馬を先生にすることで、子どもは私たちの手から離れ、本来有していた方向へと成長していきます。

馬を中心に据えた活動は、都市化が進んだ人間中心主義の現代が抱える様々な課題〜虐待、うつ、自殺などを解決する手掛かりが詰まっています。
自然と共に暮らしていた時代では、自然と関わる中で人間らしくで生きていくことができていました。しかし、都市化が進み、内なる自然を失ってしまった現代人は森などの自然と接するだけでは、人間性を取り戻すことが難しくなっています。
人と自然の中間に位置する馬と関わることで、様々な困難を乗り越える、生きのびる力を養うことができます。さらに、馬や地域資源を活かした新たな仕事を創り出していくことで、人口減少などで衰退する地方が活力を取り戻し、持続可能なコミュニティーを形成する一翼を担うことができます。

馬や自然・馬と共生する文化という地域資源と、子ども達や地域に貢献したいという貴方の思いを掛け合わせ、誰もが心豊かに過ごすことのできる社会を共に創っていきましょう。

募集理由 〜発達支援事業の拡大、馬×地域資源の仕事づくりに着手

より多くの子どもにホースセラピーを届けたい

三陸駒舎では、2017年12月に障がい児の発達を応援する発達支援事業を開始しました。
開始から順調に利用者は増えてきていますが、十分に様々な困難を抱える子ども達へホースセラピーを届けることができていません。今後より多くの子ども達にホースセラピーを届けられるようにするために、子ども達を支える仲間を募集しています。

馬×地域資源による新たな仕事づくりに着手

これまで、発達支援のホースセラピーを受けていた子ども達の中で、卒業を迎える子どもも出てきました。
誰でも幸せに暮らせるコミュニティづくりを目指し、馬と地域資源を掛け合わせ仕事づくりに挑戦していきます。
ゆるゆると無理なく/ヒト・地域の個性を活かした関わり合い/居場所として、貢献感が感じられる
という場を目指していきます。
馬×地域資源による新たな仕事づくりの構想マップ

事業のイメージ

現場経験は不問 〜成長・学びの機会

募集要項にある資格以外の現場経験などは一切いりません。定期的な専門家を招いた団体内の勉強会や他団体が主催する研修会への出席など、スキルやノウハウを学ぶ機会が用意されてます。
しかし、1番の学びとなるのは馬たちと関わることです。馬は、良き先生となってくれます。

  • 言語を超えた信頼関係によるコミュニケーション
  • 互いの尊敬の念に基づいたリーダーシップ
  • 迷いや恐れを乗り越えるチャレンジ精神
  • 心と体を一致させ集中する力

など、馬と関わる中で私たちスタッフも成長し、それが子ども達へのより良い支援につながると考えています。
馬との関わりや様々な現場から学び、成長しようとする謙虚な姿勢を持った方を求めています。

求める人材像

  • 子どもや障がい児の支援に興味のある方
  • 馬や動物、自然が好きな方(※乗馬の経験の有無は問いません)
  • 環境、農的暮らし、持続可能なコミュニティーづくり等に興味のある方
  • 新しい環境で新しいことにチャレンジしてみたい方
  • 地域に根付いたところで暮らし、仕事をしてみたい方
  • 体を動かすことを厭わない方

など、いずれかに当てはまり、経験よりもやる気や思いのある方とご一緒したいと考えています。

仕事内容

  • 馬やその他の動物の世話(朝昼夕のエサやり、給水)
  • 馬の運動、調教
  • 厩舎掃除
  • 施設や道具のメンテナンス
  • 畑仕事
  • 馬と地域資源を掛け合わせた仕事づくり
  • ホースセラピーや体験プログラム、研修会などの企画と運営(最初は補佐から始めます。)
  • 記録作成や各種事務作業

など

主な仕事のスケジュール

6:30 馬に朝ごはんをあげる(朝飼)
9:00〜12:00 セラピー、作業など
12:00 馬のお昼ご飯(昼飼)
12:00〜13:00 お昼休み
13:00〜17:00 セラピー、作業など
夕方  馬の夜ご飯(夕飼)、子どもの送迎(最大19時ぐらいまで)
※上記の内、シフトで8時間勤務(9-18時がベースです)

選考プロセス

  1. (必要に応じて)スタッフ募集のオンライン説明会(zoomにて開催)
    - 6/12(日) 20〜21時
    ※日時の都合が付かない方は、申込フォームの連絡欄から希望日時をお知らせ下さい。
  2. 書類選考
    履歴書(指定無し)と志望動機書(A4で2枚以内。形式自由)をメールにてお送りください。
  3. 一次面談(オンライン)
    zoom等によるオンラインで行います。
  4. 現場体験 2〜3日
    三陸駒舎の現場を体験し、空気感・様子を感じていただいて、三陸駒舎の価値観や取り組みとご自身の考えと合うかどうかの判断材料にして下さい。日程・期間等は、ご相談下さい。
    滞在中の宿泊場所・食事は、こちらで提供いたします。(ご来訪の際の交通費は、ご負担下さい。)
  5. 最終面談(オンライン)
    zoom等によるオンラインで行います。

オンライン説明会 申込フォーム

オンライン説明会・スタッフ募集の申込み・書類送付先

kama.koma55+recruit【アットマーク】gmail.com ※アットマークを@に変えて送信下さい。

募集要項

  • 雇用形態:正社員
  • 募集数:1名
  • 応募資格:要普通免許(AT限定の方は、就業時点では必要ありませんが、MT免許を取得していただきます。)
    その他に、資格は必要ありませんが、以下のいずれかの資格もしくは経験のある方については、優遇いたします。
    保育士、児童指導員任用資格(教員免許・社会福祉士・精神保健福祉士の資格取得者、四年制大学の心理学・教育学・社会学部を卒業など)、2年以上の障害福祉サービス経験者
  • 活動場所:三陸駒舎
    岩手県釜石市橋野町第9地割44番地7
  • 勤務時間:6:30〜19:00の間で8時間の勤務
    (ベースは、9〜18時の勤務ですが、馬の世話などで前後する時もあります。)
  • 給与:14万〜25万(資格、経験を考慮して決定します。)
  • 福利厚生:各種社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)
    社宅あり(徒歩9分)
  • 就業期間
    開始時期:2022年7−9月頃(応相談)
    ※原則、ずっとご一緒できるスタッフを募集しています。ただし、入職から1年間の雇用契約は、半年ごとに行います。
  • 休日・休暇
    シフト制にて週休2日、年末年始休暇、特別休暇あり、有給休暇あり
  • 応募締め切り
    一次締め切り:6月末日
    二次締め切り:7月末日
    ただし、書類選考等は随時行いますので、採用が決まり次第、応募を終了します。

条件によって釜石市外から移住の場合に補助金等が申請可能な場合もあります。

(参考リンク)

メッセージ

被災地の子どもと馬との出会い

私が今の活動を始めたきっかけは、東日本大震災で被災した子ども達と出会ったことです。仮設住宅に住む子ども達は感情を抑え込みながら日々過ごしていました。仮設住宅に馬を連れていったところ、子ども達は馬と出会うと瞬く間に元気な姿に変わっていきました。これまで、10年以上子ども達の育成に関わってきましたが、正直この時「馬に負けた。子ども達の心の復興は馬に頼った方がいい」と感じました。
さらに地域の大人達は馬が突然居ても、びっくりすることもなく、「懐かしいねぇ」と言ってくれて、昔馬と一緒に暮らしていたときのことを話してくれたのです。馬が地域に居れば、子どもも大人も元気になり、地域の文化を次世代に手渡していくことができると確信し、馬との暮らしの場を再生させようと三陸駒舎を立ち上げました。

被災地の子どもと馬との出会い

これまで、数多くの地域の方や行政、首都圏などのサポーターなどに支えられながら、築95年の馬と暮らしてきた古民家を再生し、これまで多くの子ども達にホースセラピーを届けてきました。さらに、2017年12月から開始した障がい児対象のセラピーの事業も、保護者や専門家などの後押しを受けながら、毎月利用者が増えていて、現在では毎月延200名以上の子どもが利用するようになりました。利用された方々からは、「子どもが自ら進んで『やりたい』と思える温かい雰囲気」、「子ども一人ひとりに合わせた対応をしてもらえる」、「子どもの主体性を尊重した環境がある」といった声をいただいております。
東日本大震災から10年以上が経ちましたが、岩手沿岸では、ケアの必要な子ども達は8人に1人いると県教育委員会が報告しています。また、震災後に生まれた子ども達についても、親のストレスの影響から落ち着きがない、発達に遅れがあるという調査結果が示されています。「もっと多くの子ども達に馬の力を届けたい」と思っていますが、マンパワーが限られており、歯がゆい思いをしています。今回のスタッフ募集を通して、新しい仲間と共に、より多くの子ども達に馬の力を届けていきたいと考えております。
さらに、大きくなってきた子ども達の将来の居場所・仕事が求めらており、新たに馬と地域資源を掛け合わせた新たな仕事づくりにも着手していきます。

馬の可能性と豊かな社会づくり

私自身、こうして馬と深く関わるようになって、馬の様々な効果に可能性を感じています。数年前に大きく報道された目黒区の女児の虐待事件がありましたが、虐待を受けて命があっても、その後トラウマなどで苦しむ子ども達はたくさんいます。ホースセラピーはそのようなトラウマのケアにも非常に有効といわれています。また、子どもケアのみならず、現代が抱える様々な課題を解きほぐしていく道を馬は示してくれるのと同時に、その道を切り拓いていく力を馬から学ぶことができます。私は、今も馬と子ども達から、様々な学びや気付きを得ています。共に成長し、この足元から心豊かに過ごせる社会を創り出していきましょう!

三陸駒舎 黍原豊(きびはら ゆたか)

三陸駒舎

全国で教育的な牧場を経営する寄田と復興まちづくりに携わる黍原を中心に2015年4月に設立。 築95年の古民家「南部曲り家」を拠点に、馬と共に暮らす地域文化を再生します。 馬との暮らしをベースにしたエコツーリズムやホースセラピーなど新たな仕事を起こし、誰もが心豊かに過ごすことのできる持続可能な地域の未来をひらきます。 釜石市や地域の方々、首都圏サポーターなどと連携して事業を展開。
2017年の年末より障害児を対象とした児童発達支援・放課後等デイサービスも開始。現在では毎月延200名以上の子ども達が利用する。

プロジェクトの経緯
(クラウドファンディング「いしわり」の呼びかけ文より)

お問い合せ先

一般社団法人三陸駒舎 担当:黍原(きびはら)

026-0411岩手県釜石市橋野町第9地割44番地7
https://kamakoma.org/
https://www.facebook.com/kamakoma55
kama.koma55+recruit【アットマーク】gmail.com ※アットマークを@に変えて送信下さい。


【ネットラジオ】さんこまラジオ

【ネットラジオ】さんこまラジオ

ホースセラピー、馬との暮らし、子どもとの関わり方などを三陸駒舎の現場からお届けするポッドキャストです。毎週更新しています。

ポッドキャストは、Spotyfyでもお聴きいただけます。

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全国で教育的な牧場を経営する寄田と復興まちづくりに携わる黍原を中心に2015年4月に設立。築90年の古民家を拠点に、馬と共に暮らす地域文化をベースにエコツーリズムやホースセラピーなど新たな仕事を起こし、誰もが心豊かに過ごすことのできる持続可能な地域の未来をひらきます。2017年の年より障害児を対象としたセラピー事業も開始。

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